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まるで夢を見る者のような、
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BLD風味注意。














「真綾兄ちゃーん」

そんな風に名前を呼んだのはしんべヱ。隣には喜三太もいる。

「おうどうした、しん? それに喜三太も」
「こんにちは真綾さん!」
「お前ら二人ってことは……用具委員会か?」
「うん! 道具とるので、倉庫の鍵を貸してください!」

しんべヱが改まって言うと真綾はくすりと吹き出して「しんらしくないなあ」と笑いながら事務室に向かった。

「ねえしんべヱ。しんべヱと真綾さんって一体どんな関係なの?」

一連の流れを見ていた喜三太が不思議そうに尋ねる。一方は忍たま一年生、一方は最近やって来た事務手伝い。そんな二人に接点があるようには思えない。

「真綾兄ちゃんとぼくは、幼なじみみたいなものだよ」
「幼なじみ?」
「うん! 家同士が仲いいから、よく遊んでもらってたんだあ」
「へぇ~そうなんだあ」

パチパチとまばたきをしながら喜三太は声を上げた。そのとき、鍵を持ってきた真綾が戻ってきた。

「お待たせ。これが鍵な」
「ありがとう兄ちゃん!」
「道具どれぐらいあるんだ? 手伝ってやるよ」
「えっ、いいんですか?!」
「本当?! ありがとう! 今日の荷物多いから助かるよ~。ねぇ喜三太!」
「うん! ありがとうごさいますっ、真綾さん!」
「どういたしまして。じゃ、運び行くか!」
「「おー!」」

そうやって三人は用具倉庫に向かった。

「真綾が兄ちゃん、なあ」

普段からああなら、私だって火矢を投げたりなんかするものか。私の前で『兄ちゃん』を思わせるような姿なんて見たことがない。

「いつもあんな風ならいいのにな」





意外な一面
(仙蔵、仙蔵)(何だ)(俺のこと、兄ちゃんって呼んでよ)(……断る)(じゃあ旦那さ)(黙れっ!)(どかーん)







仙蔵→真綾。
真綾としんべヱの話が書きたかっただけと言っても過言じゃない^^
真綾は面倒見いいと思うよ! 多分年下大好きだと思う(笑)
まあ年下大好きだから仙蔵も大好きなんだよ、うん。
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