まるで夢を見る者のような、
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「あきかちゃ~ん、助けてぇ!」
ナッツハウスでかれんとこまちとお茶をしていたら、扉の強く開かれる音と、のぞみの泣きそうな叫び声が響いた。上から様子を見ると、声通り半泣きののぞみと呆れた様子のりん、それから苦笑いを浮かべているうららがいた。のぞみの手には本が抱えられている。
「のぞみ、どうしたの?」
「ああ、いいよあきか。のぞみの自業自得なんだから」
「りんちゃん酷い!」
と、のぞみとりんが言い争いを始めだしたので、事情を聞くため下の階に降りた。かれんもこまちも苦笑い。
「うらら、どうしたの? これ」
「あきかさん……えーっと」
うららの説明によると、夏休みはもう終わりそうなのにのぞみもりんも宿題が片付いていないらしい。ちなみにうららも少し残っているとか。
「お仕事、夏の間に結構入っちゃって……。あきかさんは終わりましたか?」
「うん……あ、残ってた」
そういえば、読書感想文があった。
「あきかさん、読書感想文残していたの?」
「すぐに終わらせないとだめでしょう」
「まあ……こまちとかれんは?」
「私は終わったわ」
かれんは当たり前、という様子。
「私も明日には終わるわ」
こまちもにこりと笑って答えた。
「こまちさん! かれんさん!」
「のぞみ、自分の宿題は自分で片づけなさい」
「ほら、かれんさんもそう言ってるじゃない。あ。かれんさん、数学でわからないところがあったから教えてくれませんか?」
「ええ、いいわよ」
「ずるーいりんちゃん!!」
「こまちさん! 感想文におすすめの本、ありますか? わたしも感想文、残ってて」
「あ、私も教えてほしい」
「そうねー……なら、今から図書館に行ってみましょう」
「うらら?! あきかちゃんまで?!」
「じゃありん、上に行きましょうか」
「そうですね!」
「私たちも」
「はい! 図書館に行きましょう!」
「うぅ……」
みんなで少し意地悪をすると、のぞみが今すぐにでも泣きそうな顔をした。それをみんなでみて、それから互いの顔を合わせて同時にため息。とりあえずのぞみの状況確認をする。
「のぞみ、何が終わってないの」
「国語のワーク、数学のプリント、英語のワーク、理科のワーク、社会のレポート」
「それって、ほぼ全部じゃない」
呆れた。さすがにここまで放置して遊びほうけていたのかと思うとりんの「自業自得」という言葉にも納得。
「でもね! 私、読書感想文は終わったんだから!」
何故か胸をはって私にのぞみは言ってきた。
「……威張って言うことじゃない!」
宿題狂騒曲
(かれんさぁん、ここわかんないですぅ)(そこさっきも教えたわよ)
(こまちさぁん、ここ読めませぇん)(辞書は引いてみた?)
(りんちゃぁん、これこの式何ぃ?)(教科書に載ってたわよ)
(うららぁ、ここどうするのぉ?)(確かこの文法を使うと思いますよ)
(ねーねーあきかちゃん、何調べた?)(真似しそうだから教えない)(えぇ?! あきかちゃん酷い!)
(((((自業自得!)))))(……はい)
のぞみは絶対ギリギリまで宿題を溜めるタイプ(笑)
りんちゃんはわからないところを飛ばし飛ばしするタイプでうららは忙しい中でも少しずつ消化していく感じ。
かれんは夏休み始まって一週間で、こまちは7月以内に終わらせそう。
そして結局みんなのぞみを手伝っちゃうと思う^^
ナッツハウスでかれんとこまちとお茶をしていたら、扉の強く開かれる音と、のぞみの泣きそうな叫び声が響いた。上から様子を見ると、声通り半泣きののぞみと呆れた様子のりん、それから苦笑いを浮かべているうららがいた。のぞみの手には本が抱えられている。
「のぞみ、どうしたの?」
「ああ、いいよあきか。のぞみの自業自得なんだから」
「りんちゃん酷い!」
と、のぞみとりんが言い争いを始めだしたので、事情を聞くため下の階に降りた。かれんもこまちも苦笑い。
「うらら、どうしたの? これ」
「あきかさん……えーっと」
うららの説明によると、夏休みはもう終わりそうなのにのぞみもりんも宿題が片付いていないらしい。ちなみにうららも少し残っているとか。
「お仕事、夏の間に結構入っちゃって……。あきかさんは終わりましたか?」
「うん……あ、残ってた」
そういえば、読書感想文があった。
「あきかさん、読書感想文残していたの?」
「すぐに終わらせないとだめでしょう」
「まあ……こまちとかれんは?」
「私は終わったわ」
かれんは当たり前、という様子。
「私も明日には終わるわ」
こまちもにこりと笑って答えた。
「こまちさん! かれんさん!」
「のぞみ、自分の宿題は自分で片づけなさい」
「ほら、かれんさんもそう言ってるじゃない。あ。かれんさん、数学でわからないところがあったから教えてくれませんか?」
「ええ、いいわよ」
「ずるーいりんちゃん!!」
「こまちさん! 感想文におすすめの本、ありますか? わたしも感想文、残ってて」
「あ、私も教えてほしい」
「そうねー……なら、今から図書館に行ってみましょう」
「うらら?! あきかちゃんまで?!」
「じゃありん、上に行きましょうか」
「そうですね!」
「私たちも」
「はい! 図書館に行きましょう!」
「うぅ……」
みんなで少し意地悪をすると、のぞみが今すぐにでも泣きそうな顔をした。それをみんなでみて、それから互いの顔を合わせて同時にため息。とりあえずのぞみの状況確認をする。
「のぞみ、何が終わってないの」
「国語のワーク、数学のプリント、英語のワーク、理科のワーク、社会のレポート」
「それって、ほぼ全部じゃない」
呆れた。さすがにここまで放置して遊びほうけていたのかと思うとりんの「自業自得」という言葉にも納得。
「でもね! 私、読書感想文は終わったんだから!」
何故か胸をはって私にのぞみは言ってきた。
「……威張って言うことじゃない!」
宿題狂騒曲
(かれんさぁん、ここわかんないですぅ)(そこさっきも教えたわよ)
(こまちさぁん、ここ読めませぇん)(辞書は引いてみた?)
(りんちゃぁん、これこの式何ぃ?)(教科書に載ってたわよ)
(うららぁ、ここどうするのぉ?)(確かこの文法を使うと思いますよ)
(ねーねーあきかちゃん、何調べた?)(真似しそうだから教えない)(えぇ?! あきかちゃん酷い!)
(((((自業自得!)))))(……はい)
のぞみは絶対ギリギリまで宿題を溜めるタイプ(笑)
りんちゃんはわからないところを飛ばし飛ばしするタイプでうららは忙しい中でも少しずつ消化していく感じ。
かれんは夏休み始まって一週間で、こまちは7月以内に終わらせそう。
そして結局みんなのぞみを手伝っちゃうと思う^^
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