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まるで夢を見る者のような、
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※プリキュアがラビリンスに乗り込みました


愚かな人間が、ラビリンス本部に乗り込んできたらしい。メビウス様の命により、私たち幹部はプリキュアを排除することになった。
ウエスターもサウラーも、イースも何故、あんな奴らを倒せなかったのだろうか。ノーザもさっさと倒せばこんなことにもならなかったのに。

「ようこそ、プリキュアのみなさん」
「……センティ」
「せっかく来てくださったのだから、楽しんでもらいましょうか」
「ふざけないで! シフォンを返して!!」

ああ、面白い。こんな風に、泣きそうな顔して叫んで、必死になって、馬鹿みたい。
「悪いけど、それは無理な相談ね。我らがメビウス様の為、インフィニティは我らの物よ」
「なら……取り戻すまでよ!!」

キュアベリーがそう叫び、私の元に飛びかかる。

「ナキワメーケ!!」

ダイヤを召喚し、辺りに撒く。ナキワメーケの獣がプリキュアたちに飛びかかる。

「っあ!!」
「ベリー!!」
「みんなぁっ!!」

それぞれの叫びが木霊する。心地よい、叫び。苦しむ顔は、快感。

「ラブ・サンシャイン!」
「ヒーリング・ブレア!」
「エスポワール・シャワー!」
「ハピネス・ハリケーン!」

それぞれの技が、獣に当たり、消滅する。強くなっているみたいで、みていて面白いわ。

「へぇ、強くなったわね」
「なめないで。私たちは、負けるわけにはいかないの」
「何故?」

私は、知りたかった。

「何故、何のためにここまで来たの? 何故、戦うの?」
「私たちはシフォンを助けたい」

キュアピーチが私を睨む。

「私たちは、大切な友達を、シフォンを助けたいの!!」
「私たちは幸せを守るために戦っているの!」

キュアパインが、叫ぶ。

「何故? 幸せって、そんなにいいものなのかしら……イース」
「幸せは、心が温まる……大切なものなの……私は、それを知ったから、守ることを決めたの!」

一緒に戦っていたときには考えられないくらい、感情的にイースが……キュアパッションが言う。これが、幸せを知ったもの、か。

「幸せ、その裏には不幸と、絶望があるわね」
「何が言いたいの……?」
「キュアベリー、蒼野美希さん……よね?」

私が名前を呼ぶと、キュアベリーは鋭い瞳で私を見る。

「まさか、あなたがプリキュアだとは考えなかったわ、……ミッキー」

その言葉を聞いた瞬間、キュアベリーの目が大きく見開かれた。

「スイッチ・オーバー」

拳を合わせ、変身を解く。

「せっ……せん、ぱ……いっ!」

私の姿は、彼女がよく知る、中司こころのものだった。

「どういうこと……?!」
「中司こころ、さん……?!」
「何で!! 何で、先輩が!!」

どうして、どうしてと言うミッキー。ああ、可哀想な子。泣き崩れて私をみる姿なんて、まさに絶望。

「これが、幸せを知った者の真実よ」





本当の絶望を、
(真実なんて知りたくなかったでしょう)(幸せを知れば不幸を知る)(絶望と不幸は)(紙一重なんだから)
(ねぇ、そうでしょう)(ミッキー?)











百合……では、ない。
次回はスーパー私タイムなのでwktkです。西東と南美希とか萌えすぎる。
しかしこのオチ丸投げ感……いや、オチ付けたら負けかなと思っている←
あとは南とこころの心中しかないかなと思ってます←←

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