まるで夢を見る者のような、
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ドラマCDが厳☆禁らしいですね……く、くそう……超ほしい!!
しかもメイト様でフェアがやるとか……く、くそう!!
そんなわけで、熱が地味に上がったのでにんたま。
今回は真綾が苦手とする某五年生の話です。
BLD風味注意。
しかもメイト様でフェアがやるとか……く、くそう!!
そんなわけで、熱が地味に上がったのでにんたま。
今回は真綾が苦手とする某五年生の話です。
BLD風味注意。
「真綾」
「そんな格好しても、お断りだからな」
私の言いたいことをいとも予想する真綾の不機嫌な表情を見るのは、嫌いじゃない。
「冷たいなあ、真綾」
「その格好で近付くな。せめて雷蔵の姿になれ」
真綾の言葉は、本気だ。
けれど、しばらく姿を変えるつもりはない。この時の真綾の反応が、一番面白い。
「何でそんな立花先輩の格好してる私が嫌なんだ?」
「仙蔵の格好してるから嫌なんだよ。似てねぇし」
「そう? 変装には結構自信あるんだけど」
「仙蔵はそんな風に笑わねぇよ」
そんなに私はニヤニヤ笑っているのか?
「ねえ、真綾」
「わかった。話は聞くからさっさと言え」
「変装の授業、付き合ってよ。そうしたら、この格好やめるから」
「……は?」
「で、真綾か……」
何となく予想はしてたけど、という雷蔵の顔を見て俺もあきれのため息が出てしまう。雷蔵のそばにはきり丸がいて「あ、真綾さんもっすかー!」と楽しそうに笑っている。
ハチは伊賀崎で、兵助は斎藤……むしろ逆に変装の指導されそうだな、あれだと。
んで、何故か俺は鉢屋とコンビで変装の練習をしなければならない。
「何か問題でもある? 雷蔵」
「いや、別に……いいんじゃないの?」
「そりゃあ、問題なんてないよね」
にっこりと笑う鉢屋の顔から何か出てる。絶対黒い何か出てる。同じ顔してるのに、何でこうも雷蔵との差が出てるんだ。変装できてねぇよ。
「帰る」
「あー、帰んないでよ真綾。私、パートナーいなくなっちゃうよ」
「自分が変装すればいいじゃねぇか」
「いやいや、真綾。これは仲間を変装させて逃がすって言う授業の一環でね」
「付き合ってもらえると、ありがたいんだけど……」
と、遠慮がちに言うのは雷蔵。雷蔵のその言葉を聞くと、何ていうか……断りきれない俺がいる。
「仕方ない、雷蔵に言われたら断れねぇよ」
「あれ、私じゃないの?」
「黙れ鉢屋。で、さっさとしてくれ」
「はいはい。じゃあ、目を閉じてもらおうか」
普通に目を閉じるだけでも、鉢屋に何かされるのではないかと思うと地味に恐怖。そんな俺の様子を感じたのか、鉢屋は「肩の力抜いて」と言ってきた。
それから、数分後。
「できたよ、真綾。目、開けて」
言われたとおり目を開くと、そこには見知らぬ顔があった。
「……誰?」
「真綾」
「女じゃん」
「だから、真綾」
「……はぁ?!」
鉢屋から鏡を奪って自分の顔を見る。そこに映るのは女で、でも少しは俺の要素があって……つまり、鉢屋の手に掛かればこんなに別人になれるのか。
「うわ、真綾さんまるで本物の女みたいじゃないっすか」
「っていうきり丸もなかなか可愛い女の子じゃん」
「でも真綾さんには勝てませんよ」
「まあ、真綾は元があるからね」
へらりと笑いながら鉢屋は言う。その言い方が苛立たしい。
「元から綺麗な顔だからね、少しいじっただけで、本物みたいになるんだよ」
それから俺に近付き、耳元で囁く。
「このまま、襲いたいね」
「…………!」
慌てて鉢屋から離れて、俺は雷蔵の背後に隠れる。
「へっ、変態! 変態があそこにいるぞ雷蔵!!」
「……真綾にだけは言われたくないかも、それ」
意外と不服そうな顔をして鉢屋は言った。俺と鉢屋を見ながら雷蔵は「ははは……」と苦笑いを浮べている。
七変化!
(冗談だよ、本気にとっちゃった?)(目がマジだったんだよ、目が!)(あー、やっぱり?)(やっぱりっておま……、本当に一生俺に近付くなぁー!!)
鉢屋→真綾。
基本的に鉢屋はからかいつつも本気で愛を語りそうです。そんな二人に挟まれる雷蔵はおかん。
ちなみに真綾→仙蔵時はギンギンがおとん。
私の中の鉢屋は若干変態入ってます。真綾も変態だけどね(笑)
「そんな格好しても、お断りだからな」
私の言いたいことをいとも予想する真綾の不機嫌な表情を見るのは、嫌いじゃない。
「冷たいなあ、真綾」
「その格好で近付くな。せめて雷蔵の姿になれ」
真綾の言葉は、本気だ。
けれど、しばらく姿を変えるつもりはない。この時の真綾の反応が、一番面白い。
「何でそんな立花先輩の格好してる私が嫌なんだ?」
「仙蔵の格好してるから嫌なんだよ。似てねぇし」
「そう? 変装には結構自信あるんだけど」
「仙蔵はそんな風に笑わねぇよ」
そんなに私はニヤニヤ笑っているのか?
「ねえ、真綾」
「わかった。話は聞くからさっさと言え」
「変装の授業、付き合ってよ。そうしたら、この格好やめるから」
「……は?」
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「で、真綾か……」
何となく予想はしてたけど、という雷蔵の顔を見て俺もあきれのため息が出てしまう。雷蔵のそばにはきり丸がいて「あ、真綾さんもっすかー!」と楽しそうに笑っている。
ハチは伊賀崎で、兵助は斎藤……むしろ逆に変装の指導されそうだな、あれだと。
んで、何故か俺は鉢屋とコンビで変装の練習をしなければならない。
「何か問題でもある? 雷蔵」
「いや、別に……いいんじゃないの?」
「そりゃあ、問題なんてないよね」
にっこりと笑う鉢屋の顔から何か出てる。絶対黒い何か出てる。同じ顔してるのに、何でこうも雷蔵との差が出てるんだ。変装できてねぇよ。
「帰る」
「あー、帰んないでよ真綾。私、パートナーいなくなっちゃうよ」
「自分が変装すればいいじゃねぇか」
「いやいや、真綾。これは仲間を変装させて逃がすって言う授業の一環でね」
「付き合ってもらえると、ありがたいんだけど……」
と、遠慮がちに言うのは雷蔵。雷蔵のその言葉を聞くと、何ていうか……断りきれない俺がいる。
「仕方ない、雷蔵に言われたら断れねぇよ」
「あれ、私じゃないの?」
「黙れ鉢屋。で、さっさとしてくれ」
「はいはい。じゃあ、目を閉じてもらおうか」
普通に目を閉じるだけでも、鉢屋に何かされるのではないかと思うと地味に恐怖。そんな俺の様子を感じたのか、鉢屋は「肩の力抜いて」と言ってきた。
それから、数分後。
「できたよ、真綾。目、開けて」
言われたとおり目を開くと、そこには見知らぬ顔があった。
「……誰?」
「真綾」
「女じゃん」
「だから、真綾」
「……はぁ?!」
鉢屋から鏡を奪って自分の顔を見る。そこに映るのは女で、でも少しは俺の要素があって……つまり、鉢屋の手に掛かればこんなに別人になれるのか。
「うわ、真綾さんまるで本物の女みたいじゃないっすか」
「っていうきり丸もなかなか可愛い女の子じゃん」
「でも真綾さんには勝てませんよ」
「まあ、真綾は元があるからね」
へらりと笑いながら鉢屋は言う。その言い方が苛立たしい。
「元から綺麗な顔だからね、少しいじっただけで、本物みたいになるんだよ」
それから俺に近付き、耳元で囁く。
「このまま、襲いたいね」
「…………!」
慌てて鉢屋から離れて、俺は雷蔵の背後に隠れる。
「へっ、変態! 変態があそこにいるぞ雷蔵!!」
「……真綾にだけは言われたくないかも、それ」
意外と不服そうな顔をして鉢屋は言った。俺と鉢屋を見ながら雷蔵は「ははは……」と苦笑いを浮べている。
七変化!
(冗談だよ、本気にとっちゃった?)(目がマジだったんだよ、目が!)(あー、やっぱり?)(やっぱりっておま……、本当に一生俺に近付くなぁー!!)
鉢屋→真綾。
基本的に鉢屋はからかいつつも本気で愛を語りそうです。そんな二人に挟まれる雷蔵はおかん。
ちなみに真綾→仙蔵時はギンギンがおとん。
私の中の鉢屋は若干変態入ってます。真綾も変態だけどね(笑)
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