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まるで夢を見る者のような、
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XYZ(PCサイト)のらた子ちゃん宅の楓ちゃんとの共演☆
とりあえず楓ちゃんかあいいよね……
本当は黒子っちこと鈴音ちゃんと絡ませようかと思ったけどやっぱり姫菜が動かしやすいので姫菜と。


「姫さま」
「姫さまって呼ばないでって、言ったでしょ」

 私が何度いっても彼女は言う事を聞かない。諦めかけているけれど、でも、やっぱりお姫様扱いと言うのは嫌だ。本当は彼女にも「姫菜ちゃん」とか「姫菜」って呼ばれたいし。

「しかし、姫さまは姫さまですし」
「あー、もう……。それで、どうしたの?」
「殿と、ご婚約なさらないのですか?」

 唐突な質問に、私は言葉を失う。

「えっと、……え?」
「忍の私が言うことではないのはわかっています」

 けれど、と彼女は言葉を続ける。

「けれど、私は殿の影であり、長い間おそばにいました。だから、分かるんです」
「何が?」
「殿が、姫さまをみていること」
「丈瑠が、私を」

 私を、見ている?

「いつも」
「そんなに?」
「ええ」
「何で?」
「諦め切れてないんでしょう」
「だって、私は」

 どうせついこの間あったばっかりで、全然お互いのことを知らないのに。何が、私をいつも見ているだ。

「楓さんは」
「はい」
「楓さんは、丈瑠の事が好きなの?」

 私が尋ねると、彼女はぱちぱちと瞬きをした。

「……わかりません」
「え」
「私は忍であり、殿の影です。だから、好きという感情があるかといわれたら……やはり、わかりません」

 そして彼女はふと、視線を空に向けた。青々として、雲が一つも浮いていない、爽やかな空。

「私は、長い間、殿と同じ空を見ていました。だから、殿の視線がどこに向いているかわかります。けれど」
「自分のことはわからない、って事?」
「そうなりますかね」

 苦笑いを浮べて、彼女は答えた。
 私も視線を同じ空に向ける。きっと今ごろ、丈瑠も空を見上げているんだろう、なんて思いながら。

「……婚約のこと、まだわかんない」
「え?」
「だって、この間あったばっかりよ? それに、まだまだ若いんだから恋愛したいじゃない」

 私も、楓さんも。





同じ空を見ていたい
彼女も、一緒の空を見ているのかな)(ついでに、あいつも)(それから、先輩とも一緒にみたいなあ)(いや、それならみんなまとめて一緒にみたいかな)
(これぐらい、強情じゃなくっちゃ)(青春なんてできないわ!)

















あれー、殿とか出てなくないですかー?←
とりあえず楓ちゃんのキャラがつかめてないような……orz
でも楓→殿→姫みたいな図が好きです。ええ、大好きですとも!
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