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まるで夢を見る者のような、
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四月馬鹿企画第二弾!
ちょっと調子乗ってみます←
会話オンリーでやってみるぞ!

「真綾、実は……大切な話があるんだ」
「んー? どうした、仙蔵?」
「……その、何だ……」
「どうしたんだよ、仙蔵。何か、すげー深刻そうな顔して」
「実は、な……」
「実は?」

「私は、女なんだ」

「………え?」
「ずっと黙っていたが、お前にだけは本当のことを言う」
「仙蔵が、女?」
「ああ」
「な、ななな、何で?!」
「何で、とは?」
「何で、その……男のフリしてたんだ?」
「本格的な忍術を学びたかったからだ」
「マジかよ」
「すまないな、ずっと騙してしまって」
「他の、他のみんなは知ってるのか? 先生とか」
「いや……お前しか知らない」
「本当に……」
「ああ」
「でも、本格的な忍術ってさ、くの一でも良かったんじゃないのか?」
「いや。それに、私は生まれてからずっと男として育てられてきたからな」
「そうなんだ……」
「すまないな、真綾」
「謝ることはねえよ! 仙蔵、……いや、本当にお前女なのか?」
「ああ、そうだ」
「本当に……」
「……真綾?」
「なあ、仙蔵!」
「な、何だ?! どうしたんだ、急に手を取って……」

「結婚しよう!」

「……なっ」
「だってさ、お前が女なんだろ?! これって、需要と供給が一致した瞬間じゃねえか?!」
「ちょ、ちょっと待て!!」
「俺、ずっと夢見てたんだ……お前との結婚式……」
「待て真綾! 今日は何の日かわかっているのか?!」
「ああ! 今日は俺とお前の婚約記念日だ!!」
「ち、違う! 今日は四月一日だぞ!!」
「何ていい日なんだ、春の始まりと共に俺たちの運命の始まりの日!」
「は、離せ!! 抱きつくな真綾!!」
「愛してるぞ、仙蔵!!」
「今日はエイプリルフールなんだぞ―――――ッ!!!!!」




四月馬鹿痛い目を見る



「伊作、仙蔵にいい薬をつけてやれ」
「え、どうしたの留三郎……に、文次郎も?」
「あのバカタレ、調子に乗って真綾に嘘をついていた」
「嘘?」
「自分は、女だとよ」
「ぶっ!」
「なあなあ、仙蔵が真綾に嘘ついたって本当か?!」
「情報が速いな、小平太……」
「長次が教えてくれた! で、なんて嘘をついたんだ?」
「何でも、自分が女って言ったらしいよ」
「……それこそ嘘のような話だな……」
「確かに信じられんな」
「だが、何であんな嘘をついたんだろうな。本当に頭でも打ったんじゃないか……?」
「……四月だから、調子に乗ったのだろう……」
「長次が言うと、なんだかシャレにならないな」
「あ、爆発音」
「やっぱり仙蔵キレた見たいだな!」
「小平太楽しそうに言わないの。怪我人でも出たら大変だよ」
「むしろ学校の備品が壊れる……!」
「修理費がかさむ……!」
「……図書室に被害が無ければ……」
「ん、どうしたんだみんな?」













六年生はみんな仲良しだといいと思う!
とりあえず仙蔵はあの後キレていつも通りの展開だと思われ。
仙蔵が嘘をついたのは多分後輩か同級生かに騙されて悔しくなったからだと思う。
でも真綾にとっては最高の嘘だったという(笑)
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