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まるで夢を見る者のような、
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BLD風味注意。














「ココ様」

名を呼ばれて振り向くと、彼がいた。いつも通りの無表情を見るとあの頃と何ら変わりのないように思える。
何も変わってなければ、幸せなのに。

「クール、また眉間に皺寄ってるぞ。そんなに寄ってると、後々深く残るぞ?」
「ココ様、疑問には思われないのですか」

何が、とは言わない。彼が何を指して言っているか、いつもならわかる。
けれど、今は

「何がだ?」
「……いえ、何でもありません」
「クール?」

彼の視線が僕から下に落ちる。何を考えているか解らないのは、ナッツと似ているようで、似ていない。

「……何でも、ありません」

その視線と、言葉が、僕らの関係があの時と今と違うことをはっきりとさせる。




いつか巡り逢えたとき
(わかっている)(変わっているのは私だ)
(僕らは変わってしまったのかな)(何も変わっていないはずなのに)
(私は変わらなければならなかった)(約束を守るために)(誓いを貫くために)

(変化ははっきりと姿を見せる)













ココとクール。
すげー短文だなあ……YP5がプチスランプです。最近は新鮮にときめいてるからかな……
とりあえずココとクールの変化の話でした。昔解り合えても、今はまた違う、みたいな。
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「先輩の怖いものって、何ですか?」

それは別に深い意味を持って尋ねたわけじゃない。ただ、せつなとの話があったから、少し訊いてみたくなっただけのことだ。

「あたしの怖いもの?」
「はい」
「えー、それ言ったら、ミッキーあたしに持ってこない?」
「そんな恐れ多いことできませんよ」
「ん? それはどういう意味かしら」

なんて冗談混じりに先輩は笑う。

「しかし、怖いものねぇ……」
「やっぱり先輩にはないんですか?」
「……あるよ」

ふと、深刻そうな顔をして先輩が呟いた。

「怖いもの、あるよ」
「……それって、何か訊いても平気ですか?」
「訊きたいんでしょう?」

くすりと笑って、先輩は言う。本当は、いけないのだろうけれど、あたしは頷いた。

「私が怖いのは、大切な人に信じてもらえなくなること」
「……え」
「あの人から信頼を失ったとき、私は存在する意味がなくなるの」

悲しそうな笑みで先輩は言葉を紡いだ。それは、何か深いものがあることが、何となくだけれど、解った。

「あ、さすがに誰かは内緒ね」
「そこまでは訊きませんよ」
「そっか。で、ミッキーは?」
「あたしはこの間克服したんですけど、タコがダメだったんです」

そう言うと、先輩はくすりと笑った。

「かっわいいなあ、ミッキーの怖いもの」
「えぇー、そうですか?」
「それに幸せそうでいいじゃない」

微笑む先輩。それはやはり、悲しみが浮かんで見えた。





恐怖の対象
(私が怖いのは信頼を失うこと)(あのお方が私の存在理由)(それが失われたとき)(私の在る理由も無くなる)(だから私は)
(あのお方の信頼を失うことが)(一番怖い)










美希たんとこころちゃん。
こころちゃんというかセンティもイースたん同様にメビウス様に依存(?)していると思われ。
ラビリンスの人はみんなそうじゃないのかな……とか思うのですがどうでしょう。
ま、センティはメビウス様一番なのでぶっちゃけウエスターもサウラーも興味無いわけです。

「伊作、」
「ああごめんね留さん。もう少ししたら灯り消すから」
「いや、そうじゃない。……寒くないか?」
「そうかな? まあ、もう秋だし、涼しくなったよね」
「なんかそうじゃない……気がする」
「じゃあ、わたし戸閉めてきます」
「ああ、ありがとう。どう、留さん?」
「んー……やっぱり寒いんだよな……」
「寒い寒いってさ…、どんな寒さなの?」
「何て言うんだ? こう、背中にぞくりとくる感じ」
「う……私も今、きたかも。ぞくっ、って」
「大丈夫ですか? あ、毛布出してきます!」
「本当にすまないね」
「助かる」
「はい、どうぞ」
「ありがとうな」
「うん、本当にありがとう」
「いえ! 私が出来るのって、これぐらいですから!」
「でも何でこんなに寒いんだろうね」
「さあ……何だろうな、この寒さ」
「もしかしたら、風邪かも!」
「いや、それとは違う寒さかな」
「何だ……あの、ほらあれだ」
「あれ?」
「……墓場とかさ、行ったときの」
「……えぇ?」
「でも、そんな感じじゃないか?」
「まあ、言われたらそうかも」
「じ、じゃあこの部屋にい、いるとか?!」
「えっ、えぇえ?!」
「伊作! 声が大きい!」
「だ、だって、幽霊なんて!」
「いや、でもそれは……ん?」
「どうしたの、留さん」
「なあ、戸を閉めたのは……伊作、か?」
「え……?」
「それに、毛布も……」
「戸も毛布も、わたしがしましたよ?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「お前、誰だ……?」
「え? わたし、カナデと申します」
「……どこから、入ってきたんだい?」
「えぇと、少し前からです」
「その、カナデ……お前、足は?」
「足?」
「君の足……半透明じゃ、ないか……?」
「あ。わたし、幽霊でしたね」


直後、六年生の長屋から二つの悲鳴が上がったのは言うまでもない。




ウェルカム幽霊!
(これが俺たちと彼女との出会いだった)(この後の話はまた、別)










幽霊夢主ちゃん初登場! これからよろしくしてやってください(笑)
基本にこんなマイペースで、ほのぼのを書いて行きたいなあと思います。
幽霊って……とうとうやっちまった気がするZE☆私の得意ネタ!



ほんのり百合風味












愚かな人間だ。私に、戦いを挑むなんて。
小さな町の人間の不幸。それだけのために私の目の前に現れたプリキュアたちは私に戦いを挑む。

「愚かね」
「何ですって!」
「私の目的はお前たちを倒すことではない」

イースやサウラー、ウエスターはプリキュアを倒すことに固執しているが、本来私たちラビリンスの目的はプリキュアを倒すことではない。
あくまで、不幸を集めること。

「お前たちには、用はない」

手を合わせ、ダイヤを召還する。その姿を見て、プリキュアたちの目が大きく開かれた。

「そんな量……、出すなんて」
「あいつらと同じと思わないでちょうだい」
「絶対に、止めるわ!」

ピーチが走り出す。パインとベリーが何か叫んだが、ピーチは構わず走り出した。予想通りの行動に、口元が上がる。

「避けれると、思ってるの?」

ダイヤを投げる。それは一斉にピーチに向かう。

「っ、あああああああ?!」
「ピーチ!!」

ダイヤの直接攻撃を受けて、ピーチが倒れた。

「安心しなさい。お前たちをナキワメーケにしても、意味はないわ」
「何ですって!」
「許さない……!」

パインがぎっと私を見つめ、技を出そうと構えた。

「プリキュア! ヒーリング」
「遅いわ」

たん、と跳躍すれば目の前にパインの驚愕の顔が見えた。その腹に、蹴りを入れると、パインはあっさりと遠くに飛んだ。

「パイン!」
「この程度の存在に手こずるなんて……同じラビリンス幹部として、恥ずかしく思うわ」
「あんた……っ!」

ベリーが強く私を睨む。一番、やりがいがありそうな瞳の彼女を見て、私は笑いが止まらなかった。

「何が可笑しいの?!」
「あなたのそう言う瞳、嫌いじゃない……ううん、むしろ好きよ」
「何言って、」

私が目の前に迫ってもベリーは困惑も驚愕も見せず、むしろ怒りをあらわにした。私に向かってパンチを飛ばしたが、私は容易く避けることができた。食らったら、かなりダメージがありそうだけれど。

「うん、いいねあなた」
「ふざけないで!」
「ふざけたつもりはないわ。きっとあなたからはいい不幸が手に入りそうね」

これは確信。

「今日はこの辺にしてあげる」
「何……を」
「バイバイ、キュアベリー」




それは確信
(あの子の鋭い瞳、ゾクゾクするわ)(……センティ、奴らには手を出さないで。私の獲物よ)(何言ってる! 奴らは俺が倒す!)(彼女たちはなかなか僕の興味をそそるね)
(……ちょっとバカにしていて悪かったわねプリキュア)(きっといい不幸が手に入りそうね)(また会えるのが、楽しみよプリキュア)














センティがヤンデルな件について。
でもセンティは若干ヤンデレだと私、信じてる!
センティの方向が解らない……
最初はサウラーメインだったのだけど考えれば考えるほど、美希たんメインになりつつある……。
とりあえずサウラー→センティ→ベリーで、こころ←美希←南だといい。
ゾクゾクする~は多分Wのせいです(笑)



バトンやりたくなったのでバトンをば。
とりあえず落乱でやろうと思ったらこの間書いた話のまんまになりそうなので逆にしてみようかと。


BLD注意。

プロフィール
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桃月
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