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まるで夢を見る者のような、
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お、お久しぶり……ですorz
そんなわけで久しぶりの新鮮夢です……っていうかいつも南とこころちゃんの話ばかりなのは何故……?

というわけで最終話後のお話でーす^^


「いつも本、読んでいるのね」

声だけで、彼女が不機嫌であると伝わってくる。

「そうだね」

視線は本からずらさない。きっと今僕の視界に入ってくるのはむすっとした彼女の顔なのだろう。

「ねえ、面白い?」
「うん、まあね」
「ふーん」

気付けばソファの隣に、彼女が座っていた。それでも視線は、本に向けたまま。隣に座る彼女からわずかに伝わる体温と同時に、苛立ちも伝わってくる。

「ふーん」

言うことがなくなったのか、彼女はため息のような声を上げる。

「そんなに構って欲しいの?」
「……はあ?」

僕のほうに向かって、怒りと呆れが半々に混じった声が放たれた。いや、怒りの方がわずかに多いかな。そろそろ本当に怒鳴られそうだ、と思って彼女の方を見れば、眉間に深すぎる皺が寄っていた。

「眉間に皺、寄せすぎると取れなくなるよ」
「五月蝿いわね。っていうか、何よ、その構ってって」
「君が言ったんだろう? そんなに僕が本を読んでいることが嫌?」

彼女の目に付くように本を見せつけながら言うと、さらに彼女の眉間に皺が寄る。ああ、怖い怖い。

「もしかして、本に嫉妬してるのかい?」
「はあ?!」
「安心してよ、本に対しては恋愛感情を抱かないから」

僕がいうと、彼女の表情が引きつった。多分、堪忍袋というものが切れたのだろう。

「ふっざけんじゃないわよ!! 誰があんたなんかに嫉妬するものですか!!」

ばん、と立ち上がってさっさと部屋を出る彼女を、僕は追いかけない。まあ、あとでここに戻ってくるのだから、追いかける必要はないのだろう。

「……しかたないだろう。君が、仕事ばかりするから」

ちら、と視線を落とせばカメラに視線を向けている彼女が笑っている。

「君が、カメラばかりに笑うから」









オチはない、オチはないんだ!!
とりあえず本に嫉妬している彼女の話を書きたかった……あれ、何で南視点になってんだ\(^o^)/
次はこころちゃん視点で一本書きたい……ぜ!
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