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まるで夢を見る者のような、
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姉がにんたまにんたまいっぱい言ってくれるおかげで書きたくなりました。
そんな姉に桃月が「男主でにんたま書いてるよー」と言ったら「男主を139に置いて考えるから、何かけま夢書いてないの?」といわれたのですが
にんたま主=真綾=ゾッコン仙ちゃんラヴ
……そんな139はいやだ(笑)

頑張ってけまけまかこう……

「またか」

 壊れた柵。

「またか」

 落ちてきた瓦。

「またか」

 ひび割れた壁。

 それらの元凶は目の前にいる男であって。

「秀作ー、その書類そっちじゃねえってー」
「あっ、本当ですねぇ。こっちですか?」
「違う違う、そっちじゃなくって」

 龍ヶ峰真綾、それが男の名。つい最近やって来た事務手伝いとして忍術学園にやって来た男性である。俺たちより少し年上。手伝い、と言っているはずなのに事務員の小松田さんよりも事務に関して詳しい。

「本当に真綾さんが来てから仕事が順調に進むようになりましたよぉ」
「いやあー、俺ってやっぱり素質あるのかなぁー」
「素質あるなら物壊すな」

 俺が言うと、真綾はきょとんとした顔をして俺を見る。

「あ、食満じゃん。何、遊びにきてくれたの?」
「遊びじゃねえ。お前の破壊活動に釘を刺しに来たんだよ」
「ええ? 真綾さん、破壊活動なんてしてるんですかぁ?!」
「全く心当たりがねえ」
「ふざけんな」

 何が心当たりがない、だ。俺が知る限り奴は破壊活動しかしていない。

「昨日は何をした?」
「えーっと、……あ、小平太と遊んだ! 塹壕掘った!」
「一昨日は?」
「文次郎がさぁ、会計に入れ入れってうっせぇから逃げた!」
「その前」
「仙蔵がさぁー、また火矢投げてきたんだぜ? 俺の思いに答えてくれないし!」
「真綾」
「何だ?」
「お前、一生事務の仕事だけしておけ」
「え!?」

 何で!? え、何で! と真綾が声を上げる。当たり前だ、当たり前。

「お前がひとたび外に出てみろ。立花にちょっかいをかけるだろ」

 そのたびに立花がキレて焙烙火矢を投げて柵が壊れる。

「潮江がお前を追いかけるだろ」

 そのたびに潮江が無駄にはしゃいで屋根の上を走るから瓦が落ちる。

「七松とお前が無意味な勝負をするだろ」

 そのたびに七松のアタックを避けるからボールが衝突して壁にひびが入る。

「つまりな」
「つまり?」
「俺の仕事が増えるわけだ」
「それってー、食満が仕事怠慢したいだけじゃね?」

 誰が怠慢だ。っていうか、事務も用具の手伝いしてもらうんだぞ。わかってんのかコノヤロー。

「大体ね。俺が仙蔵に愛を伝えるためにちょっと激しい行動になるのは仕方ないのさ」

 何がだ。

「それに、文次郎が追っかけてくるから逃げるのは当然だろ?」

 確かに潮江も強引な部分があるが、だからといってお前も屋根を走るな。

「小平太との勝負はな! 売られた勝負を買うのは男としてあるべき姿!

 いらねえよ、そんな姿。

「ともかく、食満ももうちょっと真面目に仕事しろっ! 偉大なる真綾先生のお言葉を素直に受け止めろよ!」
「…………うぜぇ」

 駄目だこいつ。早く何とかしないと。
 まあ、元々真綾に何を言っても無駄なのはわかっている。

「真綾ー! 昨日の続きー!!」
「おう小平太ー! ちょっと待っとけ!! ってことでじゃあな食満!」

 ぱたぱたと走る真綾。……ああ、結局何にもいえなかった。







冗談抜きで!
(ああもう待て真綾!!)(こっへいたー、いくぞー!)(来い真綾ー!)(お前らバレーすんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!)















……夢、じゃなくね……?←
とりあえず真綾と食満は仲良しです。多分仙蔵抜いたら普通に真綾は食満と一番仲良しです。
そして食満は私の中では文次郎よりも苦労症です。だって、絶対保父さんは苦労症ポジションだろう!(笑)
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