まるで夢を見る者のような、
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「……糖分が足りない」
隣の席の彼が、ぽつりと呟く。わたしは少し驚きながら、隣の席の、半田くんをみる。
「糖分?」
「あ、いや。その」
もしかして、独り言だったのかも。聞いてしまって、しかも反応してしまうなんて。申し訳ない、と思って慌ててわたしは目をそらす。
「……手作りの、お菓子が」
「え?」
「おいしかった、から」
ゆっくりと半田くんの方を見ると、半田くんも私から目をそらしている。
「……わたしの?」
尋ねると、半田くんは小さく頷いた。
「糖分なら、他のお菓子でもいいのに…?」
「だって、長閑の手作りの方が、……甘かったし」
「え、甘すぎた?! 砂糖控えめのほうがいい…」
「そうじゃなくって!」
と、半田くんがわたしの方を向いて言う。続きを言う前に、半田くんの顔は真っ赤に染まり、それから何も言わなかった。
「半田、くん?」
「……ちょうどいい、甘さだったよ」
「本当に?!」
「あっ、ああ」
「よかった!」
甘すぎたら、お菓子だって美味しくないから。
「今日もね、持ってきたの! みんなで食べようね」
疲れたときには甘いものがいいっていうから。わたしにできる、ささやかなお手伝いだから。
「……そう、だな」
幸せは甘い味
(おれが欲しい甘さって)(きっとこの中にあるんだろうな)(そう思って食べるから)(普通の市販のお菓子じゃ)(満足しなくなってる)
半田→まゆき
半田のキャラこんなのでいいのか\(^o^)/
全力で半田書いたけどいまいちわからぬ…うぬぬ……
とりあえずまゆきは半田やマックスや円堂などなどと絡ませていかせたいものです。
まだキャラが把握できてないので、主に初期メンバーでやっていこうと思います。
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