まるで夢を見る者のような、
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※オリジナル要素が強めです
「さあプリキュアの皆さん? ドリームコレットを渡してもらいましょうか」
仮面の少女は笑う。口元に不気味な笑みが浮かんでいる。
「ドリームコレットは渡さない! これには、みんなの願いが入っているんだもん!!」
ドリームが叫ぶと、少女の口元の笑みが歪んだ。一文字に結ばれた少女の口元を見て、ドリームの表情が変わった。
「あなたはどうして……そんなに寂しい顔をしているの?」
「寂しい顔、だと?」
意味が解らない、と言いたげに少女は聞き返す。が、答えを聞く前に少女はドリームに向かって走り、腹を蹴った。ドリームは勢いよく吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられた。
「うあぁぁっ?!」
「下らない。あたしが何で寂しい顔をしなくっちゃいけないのよ」
「でも、寂しそうだよ……」
ドリームの言葉を聞いた少女は、ぎりっと歯を食いしばって腹を踏んだ。
「ぐぁあっ!!」
「そうね、寂しそうな顔って言うならみせてあげるわ」
少女はゆっくりと仮面に手を伸ばす。何をするつもりか解らないドリームは、腹にくる痛みの中で少女を見つめていた。
「あたしの顔」
仮面が外れた瞬間、ドリームは大きく目を見開いた。
「あっ、あき……か……ちゃん」
目の前に現れた顔はドリームが、のぞみがよく知る顔だった。赤い瞳を持つあきかは、にやりと不気味な笑みを浮かべている。
「ざーんねん、あたしはアキヤ。あんな女と一緒にしないでちょうだい?」
「あんな……?」
「そう。ナイトメアから逃げ出した、臆病者の女よ」
「ナイトメア?! どういうこと?! あきかちゃんが、ナイトメアって!!」
ドリームが叫んだ瞬間、アキヤはにやりと笑ったままドリームの腹を強く踏む。ドリームが苦しげなうめき声を上げた。
「言った通りよ。黒町あきか……いや、アキカはあたしの双子の姉で、ナイトメア」
「う……そ……」
「ほーんと。こんなところで嘘なんて吐かないわよ」
くすくすと楽しそうに笑いながらアキヤはドリームを蹴った。抵抗ができないドリームはごろごろと転がり、壁に激突した。ぐったりとしたドリームは薄れゆく意識の中でアキヤの笑い声を聞いていた。
「ドリームコレットのこと、何も知らないのなら、さっさと消えてちょうだい」
アキヤがとどめを刺そうと、ドリームに向かって手を伸ばした。
「とどめよ!!」
ドリームの目に白い光が入ったそのとき。
「出たわね、アキカ」
「え……」
ドリームの目の前に、人の影。アキヤの表情が明らかに不快そうなものとなる。
「あき、か……ちゃん……?」
「久しぶりね、やっと戻って来る気になったの? それとも、処刑される気になったかしら」
「私は、守るために来たのよ」
「……面白いことを言うわね、アキカ」
そして、アキヤはにやりと笑みを浮かべて走り出した。
鏡と影の関係
(打ち砕かねば)(真にはなれない)
鏡の国を見たよ記念。
あきかちゃんはのぞみが大好きなので、アキヤと戦います。実は強いです。
そして中途半端なのは仕様です。
「さあプリキュアの皆さん? ドリームコレットを渡してもらいましょうか」
仮面の少女は笑う。口元に不気味な笑みが浮かんでいる。
「ドリームコレットは渡さない! これには、みんなの願いが入っているんだもん!!」
ドリームが叫ぶと、少女の口元の笑みが歪んだ。一文字に結ばれた少女の口元を見て、ドリームの表情が変わった。
「あなたはどうして……そんなに寂しい顔をしているの?」
「寂しい顔、だと?」
意味が解らない、と言いたげに少女は聞き返す。が、答えを聞く前に少女はドリームに向かって走り、腹を蹴った。ドリームは勢いよく吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられた。
「うあぁぁっ?!」
「下らない。あたしが何で寂しい顔をしなくっちゃいけないのよ」
「でも、寂しそうだよ……」
ドリームの言葉を聞いた少女は、ぎりっと歯を食いしばって腹を踏んだ。
「ぐぁあっ!!」
「そうね、寂しそうな顔って言うならみせてあげるわ」
少女はゆっくりと仮面に手を伸ばす。何をするつもりか解らないドリームは、腹にくる痛みの中で少女を見つめていた。
「あたしの顔」
仮面が外れた瞬間、ドリームは大きく目を見開いた。
「あっ、あき……か……ちゃん」
目の前に現れた顔はドリームが、のぞみがよく知る顔だった。赤い瞳を持つあきかは、にやりと不気味な笑みを浮かべている。
「ざーんねん、あたしはアキヤ。あんな女と一緒にしないでちょうだい?」
「あんな……?」
「そう。ナイトメアから逃げ出した、臆病者の女よ」
「ナイトメア?! どういうこと?! あきかちゃんが、ナイトメアって!!」
ドリームが叫んだ瞬間、アキヤはにやりと笑ったままドリームの腹を強く踏む。ドリームが苦しげなうめき声を上げた。
「言った通りよ。黒町あきか……いや、アキカはあたしの双子の姉で、ナイトメア」
「う……そ……」
「ほーんと。こんなところで嘘なんて吐かないわよ」
くすくすと楽しそうに笑いながらアキヤはドリームを蹴った。抵抗ができないドリームはごろごろと転がり、壁に激突した。ぐったりとしたドリームは薄れゆく意識の中でアキヤの笑い声を聞いていた。
「ドリームコレットのこと、何も知らないのなら、さっさと消えてちょうだい」
アキヤがとどめを刺そうと、ドリームに向かって手を伸ばした。
「とどめよ!!」
ドリームの目に白い光が入ったそのとき。
「出たわね、アキカ」
「え……」
ドリームの目の前に、人の影。アキヤの表情が明らかに不快そうなものとなる。
「あき、か……ちゃん……?」
「久しぶりね、やっと戻って来る気になったの? それとも、処刑される気になったかしら」
「私は、守るために来たのよ」
「……面白いことを言うわね、アキカ」
そして、アキヤはにやりと笑みを浮かべて走り出した。
鏡と影の関係
(打ち砕かねば)(真にはなれない)
鏡の国を見たよ記念。
あきかちゃんはのぞみが大好きなので、アキヤと戦います。実は強いです。
そして中途半端なのは仕様です。
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